タイタン”深海潜水艇事故　米海軍の水中音響探知システムが明らかにした新真実

こんにちは！　Ｔａｂｂｙ（@Tabby_blog）です。

先日、「タイタニック号」の残骸探索中だった潜水艇について、アメリカ沿岸警備隊から悲しい報告がありました。

6月23日に発表された情報によれば、この潜水艇の乗組員5人全員が命を落としてしまったとのことです。

そして、その後の26日には、すべての捜索・救助活動が終了したと報じられました。

この悲劇についての詳しい報告と、それに続く情報を本記事でご紹介しています。

深い悲しみに包まれつつも、真実を知ることで犠牲者たちに敬意を表し、そして再び同じ悲劇が起こらないようにするための情報を共有いたします。

驚きの新事実が浮上しました。

最新のニュース報告によれば、米海軍が運用する音響探知システム(SOSUS)が、潜水艇からの通信が途絶えた直後の状況を捉えていました。

その中で潜水艇が高圧によって壊れる際に出る特徴的な音、つまり圧壊音が探知されたのです。

「タイタンは18日にタイタニック号へ向かう途中、連絡が途絶えた直後に約9000フィート（2743メートル）付近で圧壊したものとみられる」と述べた。

米国防当局者によれば、捜索救助隊が潜水艇の破片を発見したことを受け、家族に対しては22日、海軍が探知した内容が伝えられています。

このシステムの詳細な仕組みは、その性質上、公には明かされないでしょう。

しかし、今回の発見が事故の原因解明への大きな一歩になることは確かでしょう。

ニュース報道

米海軍の極秘兵器である音響探知システム(SOSUS)が、”タイタン”の最期の瞬間を示す手がかりを掴んでいたのです。

これにより、これまでにない視角から事件を解き明かす可能性が生まれました。

この音響探知システムは、もともと敵国の潜水艦を探知するために使用されていたものです。

しかし、”タイタン”からの通信が突如途絶えた直後、このシステムは特定の音響信号を検知しました。

これは圧壊音、つまり、潜水艇が圧力により壊れるときに発生する音と一致していたのです。

その音は、後に潜水艇の破片が発見された場所の近くで確認されました。

これらの情報は米海軍の高官によって、ウォール・ストリート・ジャーナル（WSJ）へと伝えられました。

そして、海軍が音響データを解析し、通信が途絶えたタイミングと場所から、圧壊や爆発の可能性を裏付ける証拠を見つけ出したことが確認されました。

この重要な情報はすぐに現地の指揮官に共有され、進行中の捜索救助活動に活かされました。

ただし、全てが絶対的な証拠というわけではありません。

それでもこれらの情報は、”タイタン”の事故解明にとって価値ある手がかりとなりました。

使用された音響探知システムについての詳細は、国家安全保障上の理由から公にはされていません。

米国海軍が持つ音響探知システム SOSUSとは

SOSUS（Sound Surveillance System）

SOSUSは、海底に設置されたパッシブ・ソナーを使用して、潜水艦やその他の水中目標を探知するシステムです。

冷戦中にソ連の潜水艦を探知するために開発されましたが、現在では世界中の海域で使用され、海底に設置された長いセンサーケーブルを使用しています。

センサーケーブルは、水中の音響を検出し、それを海軍の基地に送信します。

基地では、音響信号を解析して、潜水艦やその他の水中目標の位置や方向を特定します。

非常に長い距離で水中目標を探知することができます。

また、SOSUSは、水中目標の種類を識別することもでき、潜水艦の探知だけでなく、海賊や密輸船の探知にも使用されています。

米国海軍の最も重要なシステムの一つで、米国の海上安全保障を支える重要な役割を果たしています。

無事の生還に至らなかったことは大変残念です。５名の方のご冥福をお祈りいたします。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。