岐阜市陸上自衛隊日野基本射撃場での悲惨な事件 小銃を使い2人の隊員が死亡

23年6月14日(木)の午前、陸上自衛隊で、まだ正式な自衛官に任命される前の教育訓練中の隊員が関わる小銃の事件が発生しました。

このニュースを聞いて、40年前(1984年2月)の山口の陸上自衛隊駐屯地での銃乱射事件が思い浮かびました。

その事件が起きた時、私はまだ新米自衛官でしたが、その衝撃的な出来事の記憶は今でも鮮明に残っています。

その事件は陸上自衛隊のものでしたが、全自衛隊が所有する全ての銃器に影響を与えました。それ以降、銃火薬の取り扱いが一層厳しくなり、関連する規則も大幅に見直されました。

40年前といえば、最近この事件で謝罪した陸上幕僚長もまだ現役ではなく、防衛大学で学んでいた頃だと思います。この度の事件で亡くなった隊員のご冥福を心からお祈り申し上げます。

以下に、この事件について報道から得た情報を紹介いたします。

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目次

当時の状況(動画)

事件が起こった守山駐屯地(日野基本射撃場)

今日、岐阜市にある陸上自衛隊の日野基本射撃場で、悲劇的な事件が発生しました。

銃声が静寂の早朝を破り、自衛隊員の間で小銃による攻撃が起こりました。

1907年に旧日本陸軍により創設され、その後米軍接収を経て60年に陸上自衛隊の使用が開始されたこの射撃場は、名古屋市にある陸上自衛隊守山駐屯地の隊員が訓練に使用している場所であり、現在もその役割を続けています。

犯人の逮捕と事件の概要

警察により、18歳の自衛隊員である男性が現場で逮捕されました。

この加害者は「今年4月に入隊した新隊員教育中の自衛官候補生」であり、被害者については「教育隊の隊員」だという。

自衛官となるために必要な基礎的教育訓練に専念する新しい採用制度です。

自衛官候補生として所要の教育を経て3か月後に2等陸・海・空士(任期制自衛官)に任官します。

この事件は銃撃訓練中に起きたもので、ある自衛隊員が他の隊員に向けて小銃を発射したとされ、隊員2人が死亡しました。

岐阜県警によりますと死亡した2人はいずれも陸上自衛隊守山駐屯地所属の25歳と52歳の男性隊員、また、怪我をした一人は同じ駐屯地の所属の25歳の男性隊員だということです。

防衛省や捜査関係者によると、この日は朝から自衛官候補生向けの射撃訓練が行われていた。

教官ら約50人が候補生約70人を指導していたところ、男が突然、89式小銃を発射した。

撃たれた3人の階級は陸曹で、防弾チョッキは着用していなかったという。男は付近にいた自衛官らに取り押さえられた。

男は今年4月、第35普通科連隊の新隊員教育隊に入り、名古屋市の守山駐屯地で勤務。射撃訓練は、空包を使って1度行った後、実弾を用いた訓練を4回実施する計画だった。

14日が実弾を使う最後の訓練で、実技試験にあたる「検定」が行われていた。

この事件では18歳の自衛官候補生が殺人未遂の疑いでその場で逮捕され、陸上自衛隊が当時の詳しいいきさつなどを調べています。

背後にある動機と事件の進行

事件の背後にある動機については現在調査が進行中ですが、逮捕された自衛隊員は「殺意があった」と供述していると報じられています。

これにより、この事件は多くの人々を驚かせ、国内メディアでも大きく取り上げられました。

事件への反応と予防策

この事件は、自衛隊内部での安全管理についての疑問を投げかけています。

自衛隊は国民を守るための存在であり、その中でのこのような事件は非常に悲しいことです。

事件を受けて、自衛隊は今後、訓練中の安全対策を見直し、再発防止に向けた対策を講じることが期待されます。

このような事件が起こると、自衛隊員やその家族、地域住民にも大きな衝撃と不安を与えます。安全な環境を提供することが自衛隊の任務の一つであると考えれば、このような事件は大きな失望感を引き起こします。

信頼回復への期待

自衛隊や関連機関は、不安に思う人々に対する説明責任と、信頼回復に向けた対応が求められます。

特に、近隣住民に対しては、このような事件が二度と起こらないこと、そして自衛隊が地域の安全を守ることに全力を尽くすことを明確に伝える必要があります。

岐阜射撃場事件の影響

殺人未遂容疑で逮捕された自衛隊員の男は、「殺意があった」という趣旨の供述をしています。

しかし、その具体的な動機や背後にある理由についてはまだ明らかになっていません。

現在も岐阜県警は、小銃を発射した動機や経緯について詳しく調査しています。

この事件によって、自衛隊の内部で起こり得る問題や、それに対する適切な対処法について、再度考え直す必要が出てきました。

自衛隊員の心理的な健康やストレス管理についての議論も必要とされています

まとめと展望

岐阜市の陸上自衛隊日野基本射撃場で起きたこの悲惨な事件は、私たちにとって重要な教訓を残します。それは、安全管理の重要性と、再発防止への努力の必要性です。

被害に遭われた方々の早期の回復を心から祈るとともに、事件の真相が一日も早く解明されることを期待します。

私たちは、自衛隊が全力で安全対策を強化し、このような事件が二度と起こらないようにすることを望みます。

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