こんにちは! Tabby(@Tabby_blog)です。
2023年の野球ファンが熱く語った注目の出来事といえば、シーズン開幕前のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)での日本代表の活躍でしょう。
これまでのWBCは、一部のメジャーリーガーが欠けた中での大会というイメージが強かったものです。
しかし、2023年の大会は、ロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウトをはじめとするMLBのトップ選手が集結し、レベルの高い大会となりました。
そんな中、栗山英樹監督の指揮のもと、ダルビッシュ有選手と大谷翔平選手という、日本プロ野球界のスーパースターが早期に参戦を決定しました。
この結果、日本代表は見事に優勝。特に大谷選手の卓越したパフォーマンスは、野球ファンだけでなく、普段は野球にあまり関心のない人々の心までもつかむ存在となりました。
しかし、注目すべきは選手だけでなく選手たちを支える存在にも目を向けることです。
それは大谷選手の信頼が厚い通訳、「水原一平」さんです。
大谷選手がエンゼルスと契約し、アメリカに渡った以来、彼は大谷選手と常に行動を共にし、その露出度は日本のプロ野球選手以上であるとも言われています。
今回は、常に大谷選手の背後でサポートを続けている「水原一平」通訳の活躍について、深掘りしてみたいと思います。
以下、敬称省略
水原一平 プロフィール
- 生年月日:1984年12月31日
- 国 籍:日 本(北海道苫小牧市)
- 出身校:カリフォルニア大学リバーサイド校
- 職 業:通 訳
- 身 長:186cm
水原さんのキャリア
通訳としてのキャリアスタート
水原さんは幼少期を苫小牧市で過ごし、6歳の時に父親の仕事のために渡米
高校まではサッカーとバスケットボールに打ち込み、2007年にはカリフォルニア大学リバーサイド校を卒業しました。
その後、彼は野茂英雄の活躍に触発され、MLBに興味を持つようになりました。
その結果、2012年に岡島秀樹選手の専属通訳としてニューヨーク・ヤンキースに採用されるという、通訳としてのキャリアをスタートさせました。
水原さんと北海道日本ハムファイターズ
北海道日本ハムファイターズでの活躍
契約解除によりヤンキースでの仕事が一度終わったものの、彼の情熱は衰えませんでした。
帰国後、水原は北海道日本ハムファイターズの通訳となりました。
ファイターズでは、外国人選手をサポートする役割を果たし、その献身的な姿勢が評価され選手たちからは「一平ちゃん」という愛称で呼ばれ親しまれました。
水原さんと大谷翔平
大谷翔平の専属通訳としての活躍
2017年に大谷翔平がエンゼルスに移籍した際、水原さんはその専属通訳としてエンゼルスに所属することとなりました。
その役割は通訳だけでなく、運転手、キャッチボールの相手、大谷のサポート全般を担当し、特に新しい環境で孤立しないよう、大谷をチームの選手たちと結びつける役割を果たしました。
エンゼルスの選手たちが楽しんでいるスマートフォンゲームに大谷を誘い、一体感を生み出す努力をしました。
在はメジャーリーグベースボール(MLB)のロサンゼルス・エンゼルスで大谷翔平選手の専属通訳として活躍していますが、その役割は通訳以上に多岐にわたります。
専属通訳以外の仕事
まずは、広報の仕事です。
大谷選手は人気選手ということもありグッズは即完売することが多いようで、そんなグッズを広める仕事や米メディアの質疑応答などの仕事も担っています。
そして、大谷選手の練習相手にも!?
大谷選手の投打フォームの動画撮影やキャッチボールの相手なども行っています。
もちろん送迎も
大谷選手も自動車免許を取得して自分で運転している姿を良く見ますが、水原は助手席に座ることが多いとのことですが、ドライバーとしての送迎も担います。
水原さんの成果と評価
通訳としての成果と高い評価
水原さんの卓越したサポートは多方面で評価されており、2021年にはエンゼルスから「最優秀通訳(MVI)」に選出されました。
同じ年に大谷がホームランダービーに出場した際には、水原さんは捕手役を果たし、大谷とともにレッドカーペットショーを歩いたのも話題となりました。
水原一平さんの年収
エンゼルスからの給料と大谷翔平選手との個別契約の両方から得ています。
通常、通訳しての平均年収は800~1000万円と言われています。
先ほどもご紹介したとおり、仕事の内容は通訳だけに留まらず広報・練習相手・運転手など多岐に渡ります。
日本球界で活躍して、メジャーリーガーとして渡米する選手と常に同行することを考えれば、それ以上に大変な仕事だと想像が付きます。
水谷さんについては、エンゼルスからの給料は約700〜900万円、大谷翔平選手との個別契約は数百万円と推定され、年収は合計で約1000万円以上と見込まれています。
ただし、これはあくまで推定であり、実際の金額は異なる可能性があります。
水原さんの野球界への貢献
彼の貢献はエンゼルスだけでなく、日本の野球界にも及んでいます。
2021年のMLBの労使協定交渉のロックアウト中に一時退職した後、2023年の第5回ワールド・ベースボール・クラシックに向けて日本代表チームの通訳役を務めました。
また、初の日系人代表選手となったラーズ・ヌートバーの招聘に際しては、栗山英樹監督からの連絡役や通訳も担当しました。
これに対し、ヌートバーは「監督、コーチ、素晴らしいチームメートと一緒にできて良かったですし、誘っていただいたイッペイにも感謝しています」と水原に対して感謝の言葉を述べました。
最後に
水原一平という存在の価値
水原さんの活躍は選手たちをサポートするだけでなく、選手間や選手とチーム間のコミュニケーションを促進し、野球界全体を繋げる重要な役割を果たしています。
彼の献身的な仕事への取り組みがこれからも大谷選手や日本の野球界を支え続けることでしょう。
水原さんの存在は、彼が対話の架け橋として、選手たちが言葉の壁に阻まれることなく最高のパフォーマンスを発揮できるようにするための重要な要素であり、彼の働きによって、スポーツ界における多文化間コミュニケーションの重要性が改めて認識されています。
今後も水原さんの情熱と献身が、野球界における国際的な理解と協力を促進し、更なるグローバル化へと導くことでしょう。
この業界で活動する全ての人々が、彼のようなプロフェッショナルと共に働くことができることは、確かに特権であり、彼の存在がなければ達成できない数々の成功を見てきた選手たちは、きっとそのことを心から感じていることでしょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
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