ETC車載器導入ガイド 高速道路利用をスムーズかつ経済的にするための完全ガイド

ETC 1

こんにちは! Tabby(@Tabby_blog)です。

前職を定年退職後に高速道路(NEXCO)の関連会社で勤務しています。

仕事をしていて高速道路の料金体系や割引制度について多くの品があることに気が付きました。

しかし、これらの情報を活用しきれていないドライバーの方々を見るたびに、土日祝日割引、深夜割引、旅割引など、多種多様な割引制度があり、これらをフル活用すれば、大幅な経済的なメリットを享受することができます。

そして意外と多くのドライバーの方々が現金やクレジットカードで料金を支払い、この恩恵を受けられていません。

そこで今回、この情報をより多くの人々と共有すべく、この記事を執筆することにしました。

ですので、もしまだETC車載器を導入していない方がいらっしゃいましたら、この記事をお読み頂き、是非その導入をご検討いただけたらと思います。

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目次

ETCについて

ETC lane

ETC(Electronic Toll Collection System)のサービスは、2001年から日本全国で広く普及し始めました。

このシステムは、その名の通り電子的な料金収受システムを指し、実際には高速道路や有料道路の料金をキャッシュレスで支払う手段として利用されています。

当初の導入から現在まで、ETCの利用は確実に増えてきており、令和4年1月現在の利用率は驚くべきことに93%にも上ります。このように多くの方々がETCを選択している理由の一つは、高速道路などでの割引サービスがあるからです。

さらに、ETC機器自体も手頃な価格で購入できるようになってきており、高速道路を頻繁に利用する方々にとっては、このETCを車に取り付けることが大変お得となっています。

しかし、その一方でETCの利用にはメリットだけでなくデメリットも存在します。

そのため、ご自身のライフスタイルに合うかどうかをしっかりと理解した上で、ETC機器の購入や取り付けを検討して頂くことを強くお勧めします。

この記事では、そのための基本的な情報を提供いたします。

ETC1.0とETC2.0車載器の違い

ETC1.0

単方向通信であり、支払いのみを自動化しています。

割引制度を利用するのであれば、このETC1.0で十分です。

ETC2.0

ETC 2.0

2016年に導入されたETC2.0は、双方向通信を採用しており、カーナビゲーションシステムと連携させることで、高精度の渋滞回避ルート案内や最適ルート案内、進路上の落下物、事故規制情報、自然災害情報、画像付きの天気情報などを提供します。

利用者には料金割引や、高速道路から一時退出しても3時間以内に高速道路へ復帰した場合は料金を据え置くなどの優遇措置があります。

さらに、駐車場やガソリンスタンドでのキャッシュレス決済にも将来的に対応予定です。

ETCを使用するメリットは何ですか?

ETC merit

ETC、つまり電子料金徴収システムを使用すると、様々な利点があります。ここでは、その主なメリットをご紹介します。

スムーズな料金所通過

ETCの最大の利点は、高速道路や有料道路の料金所を停止せずにスムーズに通過できることです。

ETCレーンを通行することで、現金を用意したり、支払ったりする必要がありません。

ただし、ETCレーンの通行速度は安全上20km/h以下とされているので注意が必要です。

現金不要でいつでも利用可能


ETCを使用すれば、現金の準備がなくてもいつでも有料道路を通行できます。

急な出先や、思い立った旅行でもETCカードを差し込むだけで安心して目的地に向かえます。

様々な割引サービスで経済的

さらに、ETCを利用すれば、時間帯や曜日による割引サービスが受けられるので経済的です。以下のような主な割引制度があります。

平日朝夕割引

平日の朝6時~9時、夕方17時~20時の利用で30%の料金割引が適用されますETCマイレージサービスの登録が必要)。

  • 休日割引:土日祝日は、地方部の高速道路が30%割安になります。
  • 深夜割引:毎日午前0時~午前4時の間の利用が30%安くなります。

    これらを上手に活用すれば、有料道路の利用がよりお得になります。

ポイントが貯まる

ETCマイレージサービスに登録し、ETCを利用すれば、ポイントが貯まるというメリットもあります。ポイントは通行料金の支払いなどに使うことができ、さらなる経済的な利益を得ることができます。

クレジットカード会社発行のETCカードなら追加ポイント獲得

ETCカードとしてクレジットカード会社から発行されたものを利用すれば、カード会社のポイントもETC利用料金に応じて獲得できます。

これはETCマイレージポイントに加えてポイントが得られるメリットです。

旅行先でも利用可能

ETCカードを持っていれば、旅行先でレンタカーを借りる際にもETCが利用できます。

友人の車を借りる場合でも、自分のETCカードを差し込めば、有料道路の料金を自己負担で払うことができます。

ETC専用インターチェンジの利用

ETC専用のインターチェンジを利用できるのも大きなメリットです。

これらは「ETC専用スマートIC」とも呼ばれ、高速道路へのアクセスが飛躍的に改善され、より便利に移動できます。

以上、ETCのメリットを紹介しましたが、次にETCのデメリットについても認識しておくことが重要です。

デメリット

ETC demerit

ETC車載器の導入には様々なコストと手間が必要

ETC車載器の導入には、購入と設置に必要な費用がかかります。

さらに、ETCカードの契約手続きも必要となります。これらは、ETC導入の重要なステップですが、同時にこれらの手間や費用も大きなデメリットとなることもあります。

ETC専用レーンの限定的な利便性

また、ETC専用レーンを通過する際の制限もデメリットと言えるでしょう。

ETC専用レーンを通過するには時速20km以下で走行する必要があり、早いスピードではバーが開きません。

そのため、料金支払いのために一旦停止するよりは流れはスムーズですが、ETC専用レーンが少ない高速道路出口など

では、何台もの車がETC専用レーンに並び、渋滞となることもあります。さらに、ETCの割引が適用される時間前には、適用時間を待つ車両で渋滞が生じることもあります。

ETC導入の初期費用

ETCの便利さに魅力を感じても、利用開始には初期費用が必要です。これが一つの大きなネックとなることもあります。

ここで、お得な情報があります。その名も「ETC車載器購入助成キャンペーン」です。

このキャンペーンを利用することで1万円の助成金を受けることができます。

期間等については、各NEXCOによって違いますが、事前手続きや取付後の申請なども一切ありません。

カーショップなどに電話で「キャンペーンに加入しているか?」を確認するだけです。

私も利用時期は違いますが、これまで車とバイクの取付に使いました。

ETC利用に必要な具体的な項目と費用

具体的にETCの導入に必要なものとしては、次のようなものがあります。

  • ETC車載器の購入(約5,000円~20.000円)
  • ETC車載器の取り付けとセットアップ(約10,000円)
  • ETCカードの手配

ETCカードの選択

ETCカード

ETCカードを手に入れるための手間もまた、ETCのデメリットの一つとなります。

しかしながら、ETCを利用するためには必要不可欠なもので、以下の3つの種類から自身のニーズに合ったものを選ぶことが重要です。

一体型ETCカード

ETCカードとクレジットカードの2つの機能が付いたカード

ETC専用カード

クレジットカード会社が発行するETC利用専用のカード

ETCパーソナルカード

東・中・西日本高速道路・首都高速道路などの道路事業者が共同で発行しているカード

これらのデメリットを理解した上で、ETCの利用を検討することが大切です。

ETCの取り付けなどは専門店に依頼しましょう

car shop

ここまで、ETCの利用がどのように割引をもたらし、また利便性や安全性を高めるかについて詳しく説明してきました。

その魅力を理解していただけたなら、このタイミングでETCの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

さらに、ETCの取り付け作業には専門的な知識が必要となります。そのため、自分での施工に自信がない方は、カーショップなど専門店に依頼することをお勧めします。

自宅まで来て取り付けてくれる業者もありますので、そのような便利なサービスを利用することもおすすめです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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