野良猫との出会いが変えた日常 佐世保『保護猫カフェ 九十九島 ねこの郷』で猫を救う

こんにちは! Tabby(@Tabby_blog)です。

今回は、私の住む集合住宅付近に迷い込んできた一匹の野良猫との出会いがきっかけで、佐世保市にある「保護猫カフェ 九十九島 ねこの郷」とのご縁が生まれました。

この猫との出会いは、保護猫カフェの存在を知ると同時に、多くの保護猫が新しい家族を待っている現実を教えてくれました。

この記事では、その出会いと、猫たちが安心して暮らせる「保護猫カフェ 九十九島 ねこの郷」の魅力について詳しくご紹介します。

その猫との出会いは・・・

仕事を終えバイクで帰宅し、” ふと ” どこからか猫の鳴き声が聞こえてきました。辺りを見回すと、小さく痩せた猫がじっとこちらを見つめ、切なそうに鳴いているのです。

思わず「どうした?」と声をかけると、猫はためらうことなく私の足元に近づいてきました。

ミャ―・ミャ―と鳴き続ける姿から、お腹が空いているのだろうとすぐに察しましたが、集合住宅では野良猫に餌をあげることが禁止されています。

それでも、まったく人を怖がらずに寄ってくるこの猫の姿から、相当空腹なのだろうと感じ、何とか助けてあげたい気持ちが抑えきれませんでした。

「ここで待っててね!」と声をかけ、急いで家に戻って、飼い猫の餌を用意。こっそり猫のもとへ戻りました。

周囲に人がいないのを確認し、目立たない場所にそっと餌を置くと猫はすぐに夢中で食べ始め、食べるたびに「ミャ―・ミャ―」と鳴く姿が、何とも愛らしくも悲しく、その様子が頭から離れませんでした。

それ以降、帰宅すると決まってその野良猫が私を待っているかのように姿を見せました。

そんな姿に心が動き、これまでに数回、こっそりと餌を与えていましたが、しかし、猫との出会いから3週間ほど経った頃、管理人さんから「野良猫に餌を与えている住人がいるようです」と話を聞くことになりました。

もちろん、野良猫に餌を与えることが環境面で問題があることは理解しています。しかし、空腹で鳴きながら近寄ってくるその猫に、何もせずに立ち去るのはどうしても心が痛みました。

猫を助けたい気持ちと、周囲のルールとの間で揺れる日々が続きました。

野良猫のことで家内と相談した結果、我が家には既に先住猫がいるため、この猫を迎え入れるのは難しいという結論に至りました。特に、先住猫は以前の飼い主の元でも他の猫と折り合いが悪く、我が家で引き取ることになった経緯があるため、新たな猫を迎えることは避けたいという気持ちが強かったのです。

それでも、この野良猫を放っておくことはできませんでした。そこで、佐世保市内で野良猫を保護してくれる施設を探すことに決めました。真っ先に思い浮かんだのが、以前ブログ記事で取り上げた「保護猫カフェ 九十九島 ねこの郷」でした。

電話で確認する前に、直接お店を訪れて相談しようと考え、”ダメもと” の気持ちで足を運びました。店内に入ると、以前ブログ取材でお世話になったスタッフが私のことを覚えていてくれ、オーナーさんに紹介して頂きました。

オーナーさんは快く猫の引き取りを了承してくださり、「ただし、動物病院で必要な検査とワクチン接種を済ませてください。」と説明を受けました。

思った以上にハードルが低く、とてもスムーズに話が進み、感謝の気持ちでいっぱいでした。

猫の引き取りが決まれば、あとは猫を見つけて動物病院へ連れて行くだけ。これまでは夕方、私が帰宅する時間帯にお腹を空かせた猫が現れていましたが、午前中に見つけられるかどうかは分かりません。

猫探しの日、朝10時に仕事を終えて帰宅し、妻と一緒に準備を整えてから捜索を開始しました。

まずは立体駐車場付近からの捜索。不思議なもので、猫の鳴き声が頭の中に響き、あの辺りにいるのではないか?と予想。私たちは「ニャー、ニャー」と猫の鳴き声を真似ながら、車の下や溝をくまなく探しました。

管理人さんからは「お昼過ぎに猫の姿を見かけることはあるけど、午前中はあまり見ないね」と聞いていたので、難しいかもと思いながらも、10分ほど捜索していると、か細い鳴き声が聞こえてきたのです!

最初は聞き間違いかと思いましたが、再び「ニャー、ニャー」と声を出すと、確かに反応する鳴き声が返ってきました。妻と一緒に鳴き声を頼りにあちこち探すも、猫の姿は見えず、どこにいるのか分かりません。

そんな中、妻が「いた!」と指さした先には、立体駐車場の4段目から下を見下ろしている猫が!すぐに駐車場の設備を作動させ、その猫が隠れていた駐車板を一番下まで移動させました。

持参した餌を使い、妻との連携で猫をおびき寄せると、この野良猫は人馴れしていて、警戒心があまりない様子。

すぐに近寄ってきましたが、準備した箱に入れるのが一苦労。予想通り、猫は警戒し、暴れて箱に入ることを拒みました。

しかし、一旦箱に入ると驚くほど大人しくなり、予想以上に人馴れしていることが分かり、安心しました。

猫を無事に保護箱に入れた後、私たちは早速、近所の動物病院へ向かう準備を整えました。車に猫を乗せ、静かに見守りながら動物病院へと向かいました。

車内では驚くほど静かで、緊張しているのか、それとも状況を受け入れたのか、大人しく座っている猫の姿に少し安心しました。

病院に到着すると、まずは受付を済ませ、事前に説明されていた健康チェックとワクチン接種のために診察室へ。

獣医師が優しく猫の状態を確認し、特に問題がないことが分かりました。

野良猫としては健康状態が良好で、少し栄養状態が不足している以外は特に治療が必要なこともありませんでした。

ワクチン接種も無事に終え、次は「保護猫カフェ 九十九島ねこの郷」に連れて行くだけです。

病院を出る際に、看護師さんからは「優しい方に出会えて、この子は幸運ですね。」と声をかけてもらい、少し照れつつも、猫のために良い決断をしたと感じました。

車の中で猫を再び乗せ、「もう少しだからね」と声をかけながら、次は新しい家族と出会えるチャンスを持った場所、九十九島ねこの郷へと向かうのでした。

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目次

保護猫カフェ 九十九島ねこの郷 店舗情報

ホームページ

とても充実したHPですので、是非一度ご覧下さい。

店舗情報

保護猫カフェ 九十九島ねこの郷

【店名】保護猫カフェ 九十九島ねこの郷

【住所】〒857-0066
    佐世保市小島町7-24
    (東小島町バス停前)

【電話】0956-60-9411

【営業】10:00~17:30

【定休】年中無休(年末年始を除く。)

【座席】テーブル席 ×6席(4人掛け ×5席 ・ 3人掛け ×1席)

【トイレ】男女兼用 ・ 洋式(温水洗浄便座付)

【支払い】現金、d払い、メルペイ

【駐車場】有 4台

カフェねこの郷へのアクセスガイド

初めて訪れる方へ安心してたどり着けるよう、動画で道案内しています。この動画を見て、ぜひ「カフェねこの郷」で癒しのひとときをお楽しみください!

西九州道の佐世保中央ICを降りた後、「カフェネコの郷」までの道案内を紹介する動画です。

地図

ご支援のお願い

お店からのお願いです。

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ねこの郷プロジェクトでは、保護猫譲渡事業を継続させるために収益事業を展開しておりますが、まだまだ十分とは言えません。
物品・金銭を問わず、皆様の温かいご協力、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

【お振込先】
PayPay銀行 005-6623186
シヤ)クジュウクシマネコノサト
一般社団法人 九十九島ねこの郷

九十九島 ねこの郷

パンフレット

最後までご覧いただき、ありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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